当社の代表取締役である馬淵彰は東証1部自動車部品会社在職中に、自動車用高分子材料の研究開発、青色LEDの開発、接着剤の開発等を担当しました。そのなかで照明用途に今後飛躍的な発展が期待できる青色LEDに用いられる窒化ガリウムのバルク結晶の研究に着目しました。

　2001年12月会社を退社し、岐阜大学大学院工学研究科環境エネルギーシステム専攻研究生となり研究を開始しました。2002年4月同博士後期課程に入学し研究が本格化しました。幸い窒化リチウムが窒素源として有効であることを見出し窒化ガリウム(GaN)の合成に成功しました。2005年3月博士後期課程を修了、同年6月「窒化リチウムを用いたⅢ族窒化物の新規合成法」により工学博士号を取得しました。この研究成果の事業化を探るため会社設立を決意しました。

　　そこで、資金を自前で用意するため不動産賃貸事業を計画しました。さいわい銀行からの融資を受けることができ2006年3月マンション「ルーチェ荒子」が竣工しました。収入のめどが立ったことから2006年4月有限会社ルーチェラボを設立しました。ルーチェはイタリア語で光、ラボは研究室を意味します。

　今後、上記研究・開発でつちかった技術を元に事業を多角化し経営基盤を安定にしつつ社会に貢献してゆきます。